前日の夕方は後生掛温泉で汗を流し・・

前日は岩木山に行きました。スカイラインとリフト(片道)を使ったこともあり、午前中で岩木山を後にし、途中後生掛温泉に浸かり、夕方4時半にはアスピーテラインの「八幡平頂上駐車場」に到着。その日のうちに近所を一回りすることも十分可能ですが、山に関しては神経質なくらいに慎重な私は「午後4時すぎに登り始める」という響きそのものへの抵抗感があり、駐車場で一泊して明朝登ることにしました。
実際には、1時間ていどの散策路なので夕方ひとまわりするのに問題はないのですが。
山頂駐車場は、夜間は無料ですが売店が開いている時間帯は500円の駐車料金が発生します。500円が惜しい(というより、入り口を見逃してしまった)私は、200mほど降りた無料の駐車スペースに陣取りました。そこで夕食のパンをかじっているうちに車は一台また一台といなくなり、暗くなってからは自分の車一台だけになっていました。
混みすぎるのも嫌だけど、誰もいないというのも怖いものです。暴走族とか集結しないといいなあ・・・
でも、夜中の星空は最高でした。久々に濃い天の川を堪能しました。

八幡平登山(じゃなくて散策)スタート

4時起床。すぐに準備をして出発。
山頂駐車場から石畳の整備された道を歩き、山頂へ向かいます。山頂といってもとくにきつい登りがあるわけもなく、途中の沼をみながらハイキング気分で進みます。

スタートは石畳の階段
鏡沼(これがドラゴンアイになるらしい)
メガネ沼

4:40 山頂に到着。でも、どうしてここが山頂なのか少し疑問が残ります。ここに来るまでの間、もっと高い場所があったような気がするのです。
(途中の少し高い場所から山頂に向かってダラダラと下り、その分登り返していないうちに山頂に来ちゃったような気が・・・)
でも、とにかく山頂と書いてあるので山頂なのでしょう。時間が時間なので誰もいない山頂で、とりあえず証拠写真をパチリ。

ここが山頂か・・・実感が湧かない。
八幡沼全景

そこから少しずつ下り、ガマ沼を経て八幡沼へ。八幡沼を抜けると一番大きな湿地帯に入ります。快適な木道を池塘やワタスゲを眺めながら歩くのは愉快そのもの。まだ気温もそれほど上がっていない朝の爽やかな風を堪能します。
昨夜は「夕方のうちに歩いて来れるよな。」と少し後悔もしましたが、こうやって朝歩くと、これで正解だったと思えます。(もし雨だったら泣きが入ったな。)

湿地帯の散策路
ここから源太森へ
木道がかなりやられている

湿地帯を抜け、この一帯では一番眺望が良いという「源太森」まで足を伸ばします。(といっても10分程度)
きれいな2本の木道はややくたびれた1本になり、最後はその木道もなくなり普通の山道になり、でも大きな苦労もなく目的の「源太森」に到着。とりあえず周りの眺望をぐるりと見回し、戻ります。

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源太森、眺望はまあまあ

帰りはまっすぐ駐車場への最短ルートを選択。八幡沼を裏から臨み、ニッコウキスゲの群落に驚嘆し、6時過ぎには駐車場へ戻りました。

沼の名前、忘れちゃった。
ニッコウキスゲが見事です。
駐車場が見えてきた。
最後の下り。

ひとまわりして2時間。ここは、百名山のなかでも指折りの手軽な山でした。(もちろんコースの取り方次第ですが。)

八幡平のまとめ

駐車場から山頂?までは石畳の整備された道がほとんどで、サンダルばきでも行けるくらいの手軽さです。(でも、運動靴の方が断然良いのは言うまでもない。)八幡沼と周辺の湿地帯は、1500メートルを超える高山とは思えない風景が広がり、一般的な登山とはまた違った楽しさがあります。何より苦しくないというのが魅力ですね。
八幡平自体は広大な山塊であり、いろいろなルートがあります。縦走するコースもあり、それなりに距離もあります。でも、とりあえず山頂と周辺の沼を散策するなら2時間たらずで一周でき、手軽に山を楽しめる超初心者対応の山とも言えます。幼児やお年寄りを連れてひととき楽しむには絶好の山と言えるでしょう。さらに周辺には後生掛、玉川など全国区の温泉があり、日本一高い場所にある露天風呂で有名な「藤七温泉彩雲荘」も歩いて行ける距離です。
最近、「ドラゴンアイ」でも有名になり、雪解けシーズンの客も増えているとのこと。もちろん紅葉のシーズンもいいですね。

鏡沼が雪解けにはこうなる(八幡平市観光協会HPより)

4:10 駐車場スタート
4:40 八幡平山頂
5:00 八幡沼陵雲荘
5:15 源太森分岐
5:20 源太森
5:35 源太森分岐
6:10 駐車場到着

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